和モダンなダイニング照明を探してトム・ディクソンへ

LOHAS studio

津籠和歌子@OKUTA

2020/03/10

立派な日本家屋にお住まいの施主様から、

その雰囲気を生かしつつ、現在の暮らし方に合うようなお家へのリノベーションの依頼をいただきました。

2100mmもある秋田杉の1枚もののダイニングテーブルをご購入されると伺いましたので、

その空間に寄り添うような照明をご提案したいと考えましたが、

球体で和紙などを使用した誰が見ても「和風ペンダント」ではもったいないと思い、

固定概念に囚われずに、でも、どこか親しみのあるペンダントを探し求めて青山へ。

トム・ディクソンでピッタリな照明を見つけて思わず武者震い。

形は球体ではありませんが、

どこか「手毬」を思わせる雰囲気で何故か「和」を感じずにはいられません。

そして、この照明の最大の魅力は影。

影絵を楽しむ日本ならではの感覚かもしれませんが、

ランダムな透かしから、こぼれる影もなんとなく「和」の雰囲気を醸し出しています。

ショールームのため、かなりまわりが明るいのですが、

施主様のお家では、グレアレスのダウンライトと組み合わせれば、

もっと雰囲気が出せるはず！と考えました。

色違いも見たいと言う私のわがままにショップの方が奥から照明を持ってきて下さいました。

お忙しいのに本当にありがとうございます。

照明は点灯していない時の雰囲気も確認しないとね。

金属なのに透け感があるので重たくありません。

デジタルプリントで転写した網目を酸でとかしているので、

型抜きとは違って、ランダムな透かしが可能になっているとのことです。

だから影が美しいですね。

私の溢れんばかりの情熱で施主様もご夫婦で青山まで照明を見に行って下さり、

黒炭カラーのキッチンを際立たせるように、

ブラス色の照明を設置することになりました。

夜が楽しみなお家になりそうです。

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