― 京の温所西陣別邸にて、灯りと記憶のあいだ ―

LOHAS studio

津籠和歌子@OKUTA

2025/11/03

静かな夜、
西陣の町家の格子を抜けて、
やわらかな灯りに導かれるように中へ入る。

木と土、真鍮の光沢が織りなす空間の中に、
ふと見つけた小さなランプ。
そのシェードに目を留めた瞬間、
胸の奥で微かに“ときめく音”がした。

――ringo

ミナペルホネンのあのテキスタイル。
いつも袖を通している、大好きな生地が
ここ「京の温所西陣別邸」では、
光をまとう姿になっていた。

布の透け感を通して滲む光は、
まるでリンゴの木漏れ日のように
壁に、空気に、やさしく影を落とす。

“着る”という日常の中で感じていた
あのぬくもりが、“灯す”という行為の中でも息づいている。
そのことが、なんだかとても嬉しくて。

手仕事と素材、記憶と時間。
この宿は、ひとつひとつのものづくりの物語を
静かに紡ぎ続けているよう。

丁寧な住まいの中では、
丁寧な下ごしらえで作る
食事がいつも以上に美味しく感じて、
ゆったりと流れる時間に
幸せを感じる夜でした。

#京の温所西陣別邸
 #ミナペルホネン
 #ringo
#tambourine
#皆川明
 #中村弘文
 #灯りのある暮らし
 #手仕事のあたたかさ
 #素材の記憶
 #光と布
 #ロハスな時間
 #lohasstudio
#五感で感じるデザイン
 #ものづくりの美学
 #暮らしとアート