LOHAS studio
東郷 由紀@OKUTA
2025/03/08
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ヒュッケな暮らしをデザイン
「北欧のあかり展」へ行ってきました♪
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高緯度にある北欧。
夏の白夜や冬の極夜という環境にある北欧の人々は、
光にとても敏感。
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「夜は昼にはならない」
デザイナー、ポール・ヘニングセンが残した言葉。
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ヘニングセンがPHランプを考案して100年を迎えた節目として開催された展示会。
楽しみにしていました♪
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白夜の夏の「トワイライト」
薄明るいブルーグレーの空の色。
夕焼けからのグラデーション。
辺り一面が濃い青色となる「ブルーアワー」
(日本では一瞬なのでブルーモーメントと呼ばれる)
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長く暗い冬があるからこそ、
自然の光のグラデーションを大切に、
自然に抗うことなく愉しんできた北欧の人々。
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それは、家の中でも。
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時間とともに、あかりをひとつ、またひとつ…少しずつ灯していき、
暗さも良さとして受け入れ、必要なところにだけ光を取り入れ、
時の流れと空間の美しさを愉しんでいます。
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そんな北欧の具体的なあかりの使い方、
効果などをパネルで紹介。
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次は、北欧照明の発達に貢献した
3人の巨匠の紹介。
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まずは、1人目。
デンマークのポール・ヘニングセン
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1924年にパリ万博のデンマーク館のために
考案された「パリランプ」
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この1年後、ブラッシュアップされた「PHランプ」が発表。
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100年も愛され続けている照明…💡
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ヘニングセンの提唱する三原則は
①完全に眩しさを取り除くこと
(グレアフリーであること)
②必要なは場所に適切に光を導くこと
③用途や雰囲気作りに応じて、適切な色の光を用いること
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PH5を断面でわかりやすく展示。
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光源(電球)が直接見えないのに、
きちんと手元は明るくなります。
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羽根への反射を
計算しつくされた形状です💡
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ヘニングセンは「光の色」にもこだわりが。
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技術の進歩により、電球はどんどん白色になる中、
赤い光線の方が「心地良さ」は増すと提唱。
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褐色のガラスシェードも販売しました。
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2人目は、同じくデンマークのコーア・クリント
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家具デザインで名作を残しているクリントですが
照明では、折り紙のような紙のシェードがとても有名です。
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今でも、工場で人の手によって製造されていて、
その工程を動画で観ることもできます。
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ひとつひとつに職人さんのサインが入っているそう!
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クラフトマンシップを大切にしているメーカーです(o^^o)
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3人目は、フィンランドの建築家
アルヴァ・アアルト
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アアルトのことは、
北欧研修のブログでたくさん語りましたが、
ここでも登場です^o^
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アアルト自邸を再現したコーナー
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アアルトの照明も、ヘニングセンの考えを継承したものが多く、
金属製のシェードのスリットから漏れる光が
とても素敵です✨
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なかなか見応えたっぷりの展示会。
とても勉強になり、ついつい長く語ってしまいました^^;
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まだまだここまでで半分なので、
次のブログに続きます…
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ヒュッゲな暮らしをデザイン
「北欧のあかり展」
日本橋高島屋SC 8F
〜2025.03.24.まで
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