内装材の話① 塩化ビニルクロスのメリット・デメリット(株式会社OKUTA LOHAS studio松戸店 塩澤 克敏@OKUTAのブログ) リフォームのオクタ

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塩澤 克敏@OKUTA

内装材の話① 塩化ビニルクロスのメリット・デメリット

2014/02/08

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群馬県T様邸の LDKの内装にEM漆喰の施工をしております。

LOHAS studioでは2002年以降、塩化ビニルクロスの使用をしておりません。

本日は、内装材についてのお話をしていきたいと思います。

 

現在、新築住宅やリフォームなど、内装材と言えば、塩化ビニルクロス

が一般的に使用されております。

 

塩化ビニルクロスはその原料である塩化ビニルモノマーに発がん性

があると云われており、シックハウスの原因と言われるホルムアルデヒド

の揮発がございます。また、材料自体がビニルですので、通気性・調質性

がありません。 当然、カビやダニの発生など、快適な室内環境には程遠い

ものになってしまいます。

 

では、なぜこのようにデメリットの多い内装材が一般的に使われているのか?

というと、もちろんたくさんのメリットがある為です。

 

ひとつはローコストな内装材という点です。この点はお客様にも大きなメリット

がある部分ですが、それは短期的な視点でのお話です。ビニルクロスの場合、

接着剤での施工となる為、年数が経過すると当然剥がれが出てきます。

また、ビニル樹脂ですので、静電気を帯電してホコリなどを吸い寄せて

しまう為、次第に黒く変色してしまいます。やはり10~15年を目安に

貼り替えをされる方が殆どです。繰り返し貼り替えが必要となるので、長期的

に見ると決してローコストな内装材ではなくなってしまいますが、

内装材を選ぶ際、次のメンテナンスといった部分まで話をされる業者さんは

多くはありません。

 

次に施工性が非常に良いという点です。 リフォームの場合、工期というのは

お客様のご負担になってしまう為、工期の短縮という点ではお客様にも

メリットがあるところです。しかし、ここでいう施工性の良さというのは、下地処理

などが不要という点です。通常、壁紙の施工をする場合、ボードの継ぎ合わせ

部分や、もともと貼ってあったクロスの裏紙などの不陸調整にパテ処理という

下地処理が不可欠ですが、塩化ビニルクロスの場合、発泡剤を添加することで

クロスに一定の厚みを設けています。

そうすることで、面倒な下地処理を簡略化することが出来るのです。

もちろん、発泡材自体は体によいものではありません。

 

……???

ここまでの話でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これらの多くのメリットは

お住まいになる方にとってのメリットというより、どちらかというと業者さんに対しての

メリットが大きいのです!

 

日本ではお客様自身が壁紙を購入されて、貼り変えをするという事は稀ですので、

壁紙メーカーさんなどは、当然、業者さんに売れる商品を作る訳です。

 

壁紙に限らず、現在使われている多くの新建材は同様に業者側のメリットが

最大限優先されたものが殆どということになります。

 

長くなってしまった為、続きは次のブログをご覧ください。

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