一橋桐子（79）の相談日記

LOHAS studio

村井崇吉@OKUTA

2025/08/30

こんにちは。

今回も読書感想文。

原田ひ香さん著作「一橋桐子（79）の相談日記」

IMG_2101_under_2MB
これはNHKのドラマにもなった、「一橋桐子（76）の犯罪日記」のその後のお話になります。まあシリーズ二作目というべき作品ですかね。

後期高齢者の生活のリアルな部分にスポットを当てて、主人公を通して高齢者に想定される問題を考える機会になるお話です。

今回の物語は、団地の管理に係るお話でした。主人公の桐子があるキッカケで自主管理の団地の管理人になり、その中でのトラブルや管理に関するもの、高齢者の生活のありがちな悩みなどをいろいろな方法で解決したり改善していくというストーリーです。エンタメ要素が入っているので現実的な面と乖離しているところもありますが、改善していくにあたり、やはり専門家や知識のある人間との繋がり等でより良い方法がわかってくるという点が印象的でした。やはり一人（単一グループ）で悩むよりも周りの知恵を頼るというのは大切だなと思いました。

モデルになっているのが埼玉県の団地（東武東上線）で、なんとなくあそこの団地かなあと予想したり、身近に感じながら読了しました。

いま古い団地を購入し、リノベーションされている方も増えております。ただ居住者の全体年齢層が高齢になっているところが多く、もしかしたらその点が気になってしまう方も多いと思いますが、この物語を読むことでかなり気分的には明るくなれるのではと思います。

1作目もまだ見ていない方は、続けて読まれるとより楽しいかと思います！

ではまた！