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ヒートショック その1

2016/01/22

「ヒートショック」現象というのは、簡単に要約すると家の中での急激な温度産によって、身体に悪影響(ダメージ)を与えることです。

一般的な住宅の間取りでは、日当たりの良い南側にリビングや部屋が設けられ、北側に浴室や洗面、トイレなどの水廻りが配置されています。

これらの水廻り周辺は日常的に暖冷房機などが設置されていないので、特に冬場においては、暖房が効いている室内と比べて10℃~15℃以上も温度差があり、

厳しい寒い日では外気温と変わらないくらい冷たい環境下になることもあります。

 

この寒暖差の影響で血圧上下の変動が激しくおこり、血管や心臓に大きな負荷がかかり、心筋梗塞や脳溢血、不整脈等を起こす要因ともなっているわけです。

この症状が最も急激に起こりやすい環境が、冬場の入浴中に起こりやすく、失神状態(ヒートショック)に陥りそのまま浴室で溺れ死んでしまう事故が、約5,000人/年も発生しており、交通事故死亡者数を上回っています。

もともと、血管や心臓に疾患を持っている人、生活習慣病の人はもちろんのこと、血圧変動が起こりやすい高齢者の方に特に多いのが特徴となっています。

近年、高齢化が進んでいる事から、ヒートショック症状が増え続けており、国も注意を喚起している事が報道で良く見られています。

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これらの対策で一番重要な点は、室内における温度差を無くすことです。

日本人は、人が常時滞在している部屋では暖房を入れ、人が居ない場合は暖房を入れないという特性があり、

せっかく暖房を入れていても就寝する際は止める事から、室内の温度差が多く見られます。

一方、欧米人は室内全体を暖める慣習がある事から室内温度差があまりなく、ヒートショック症状の事故率は少なく、

先進国では日本人が一番高い事故率となっています。

暖房器具などの設備機器だけではなく、日本の住宅性能にも問題があります。

局所暖房を得る日本人の慣習もある事から、日本の住宅では壁・床・天井(又は屋根)に断熱を施すことを行って来ませんでした。

現在、約6000万戸あると言われる住宅戸数の中で、断熱材を施していない、いわゆる無断熱住宅と呼ばれる住戸は約40%、

2400万戸が存在、温度差が生じやすい住宅戸数は合わせて約70%に上ると言われています。

 

無題

 

 

 

 

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