多色サイディングの塗装(株式会社OKUTA Archives g001@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2014/08/20

今回は、最近の多く住宅に使用されている多色サイディングの
塗装についてご紹介します。

近年、戸建住宅の約80％が外壁に窯業系サイディングが使用

されております。施工性の良さや色、柄などが豊富であること

が理由です。しかし、新築時から10年を超えてきますと

多色サイディングであっても表面の退色は避けて通れません。

また、シーリング材の劣化も同様で修繕は必要となって参ります。

多色サイディングの修繕の際は、元の色を生かしたクリア塗装も

ありますので痛みが少ない状況であれば新築時の雰囲気を取り

戻せるかもしれません。

 

【なぜ外壁に塗装が必要なのか？】
外装面の退色が進むことで、塗膜表層面が劣化をおこしその部分に
堆積物などがひっかかり、さらに水の乾きが悪化してコケやカビなどの
発生をさせてしまいます。この状況を放置してしまう事でさらに外壁
表面の水の乾きが悪くと悪循環を繰り返してしまいセメント素材を痛めて
しまう結果となります。

 

【シーリングはなぜ必要か？】
まず、シーリングの役割をご説明します。シーリングはサイディングの
取り合い部分に使用されており、基本的には水の進入を防いでいる
物です。サイディングは温度により伸縮をしますのでその干渉材として
の役割も果たしております。しかし、経年劣化で亀裂や剥がれが発生
しますとその部分から水が進入し、サイディング材の端部より水を吸い
素材を痛めてしまったり、ひどいケースでは壁内や屋内なども痛めて
しまうケースもあります。

よって、外装の修繕は問題が起こってからではなく起こる前に予防も
含めてすることが大事です。

パソコンのウィルスソフトも感染する前に入れておくのと同じ事です。

 

【施工前】



【施工後】



 

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