LOHAS studio
東郷 由紀@OKUTA
2025/10/13
.
名建築サークルの建築巡り旅
.
京都の朝活から滋賀・近江八幡へ移動。
.
初めて降り立つ地、滋賀。
京都駅から大津へは10分ほど、近江八幡へは40分程度。
京都からこんなに近いんですね!
.
近江八幡駅からバスで到着したのは…
.
.
La Collina (ラ・コリーナ)近江八幡
設計:藤森照信さん
.
多くの百貨店にも店舗を持つお菓子屋
たねやさんの本社社屋とショップ
.
中へ進むと早速有名な光景が…✨
.
.
La Collina (ラ・コリーナ)はイタリア語で丘という意味。
.
お菓子屋の素材は自然の恵みだから、
商売をさせてもらっている近江八幡に
里山をつくり、自然と人のいとなみを
次世代に受け継ぎたい
.
「自然と共に…」
.
経営者の理念にピッタリだったという
藤森照信さんの建築
.
.
.
.
.
.
用途がわからないけど楽しい
どこを切り取ってもプリミティブな世界観。
屋根から突き出したクスノキなんて、
まさにジブリ(o^^o)
.
.
ベンチひとつも木を割いたそのままの姿。
.
.
正面のメインショップの内部
8.5mの吹抜け天井は漆喰に炭片を貼り凹凸を作ることで反響を抑えて消音効果があるそう。
.
.
これは、たねやさんの社員も一緒に足場に乗り、施工したそう!
ランダムな感じが、“まっくろくろすけ”みたい^ – ^
.
.
.
栗の木の柱、144本を使用したというカステラショップ“栗百本”
.
長野の木曽に藤森さんと一緒に社長も同行して、一本一本選んできたそうです。
.
.
.
この謎のドームのついた建物は本社社屋。
.
このドームの銅板も、社員や地元の人も一緒にワークショップを開催して、ひとつひとつ手で曲げて作り上げたそう!
.
そんな本社社屋の中をガイドツアーで案内していただきました^o^
.
.
staff onlyの中に入ります…!(ドキドキ)
.
ドーム型の階段を上がり…
.
.
.
.
社屋の中へ…
.
.
え…!
予想外の空間が…✨
.
.
.
いやいや、素敵すぎるエントランス…
.
.
正面の丘の向こう側に、信じられないくらい間口の狭い扉が!
.
これは実はオフィスを訪れた商談をされるお客様用出入口だそう\(( °ω° ))/
茶室の“にじり口”をイメージした扉だそうです。
.
.
.
ここから、さらにエレベーターでドームの1番上へ連れて行ってもらいました♪
.
.
最上階の内部は藤森さんのラ・コリーナの構想を辿れる、図面などの展示が!
(内部は撮影禁止)
.
イメージは宇宙だそうで、キラキラと星のよう✨
.
.
.
.
.
手作業の銅板を間近に見つつ、
敷地全体を望むことができます!
.
10月なので稲刈後でしたが、中央は田んぼ。
田植えから稲刈り、脱穀まで社員さんが毎年おこない、
全国の百貨店の店舗に飾る植物もここで山野草を育てて送っているそうです!
.
.
会社と近江八幡への愛情をいっぱい感じる
ガイドツアーの担当者さん。
ありがとうございました^ – ^
.
.
.
.
.
.
.
どこを切り取っても
素朴で、自然に溶け込むディテール
.
ピカピカつるつるのプラスチックは一切なく、
自然のものを社員と地元の人たちと
一緒に施工して作り上げた建築
.
ホームページを見ると、
建築家に焦点をあてて、ショップや社屋ができるまでを丁寧に掲載していて、
社長の社員と地域を思う心には
感動して涙が出てきます…
.
今後の構想もとても楽しみな
単なるお菓子屋さんでも、
単なる建築でもない、
ひとつの里山エンターテイメントでした♪
.
.
改めて最初の光景…
.
来た人の予想を裏切らない光景を保っているということは、
常に人の手をかけ続けているということ、
手間のかかった究極のプルミティブ✨
.
.
.
SNSでシェアする
担当者へ無料メール相談!お気軽にご相談下さい!
お問合せ・資料請求はこちらから