LOHAS studio
村井崇吉@OKUTA
2026/09/29
こんにちは。
今回も諏訪家の家計シリーズです。
第31作「旅と女と寅次郎」より
こちらはマドンナに都はるみさんが出てきます。劇中の役もそのままといえる人気の演歌歌手という設定。
今回も諏訪家に大きな財産を残すお話になります。
冒頭では、満男の運動会に仕事で行けない博に代わって応援に行こうとする寅さんと、実は来てほしくない満男のやり取りでひと騒動あります。
いつもの喧嘩別れで旅に出る寅さんと、一方のマドンナのはるみさん。多忙な歌手生活の中で失恋し、失踪するような形で傷心旅行をしている中で寅さんと出会い、しばらく一緒に旅をします。
寅さんは有名な歌手と気づいていないところからはるみさんも気持ちが楽だったのでしょうか、だいぶ気持ちも回復し前向きになれたところで、芸能事務所からの迎えが来て旅の終わりを迎えてしまうというところが前半。
後半はとらやに帰り、はるみさんに恋した寅さんは、はるみさんの曲を気のすむまで聞き倒すという展開。この際にヘッドフォンステレオやアルバムテープなどを電気屋さんから勝手に持ってきてしまいます。
いろいろある中ではるみさんがとらやを訪ねてきて柴又中の大騒ぎ。結局はるみさんは失恋した相手とやり直すことになったという事で寅さんが失礼するという結末でした。
芸能人がマドンナという特殊なストーリーで、やや展開に無理もあったかなとも思いますが、まあ楽しめるお話でした。
今回の諏訪家の支出としては、寅さんのヘッドフォンステレオとテープの購入費用というところでした。
具体的に調べてみると、東芝の「Walky」というシリーズで、KT-AS1という機種のようでした。これは1983年当時、29,800円で販売されていました。
アルバムテープは3,000円くらいですかね。合計32,800円の支出となります。
収入のほうですが、ここははるみさんから寅さんへ思い出の品として指輪をプレゼントされています。その後とらやで話の際にさくらにあげておりましたが、この指輪がなかなかの代物でした。色合いからみて深い緑色をしているのでエメラルドと推定できます。ただ宝石も質によって価格が大きく離れます。
劇中の画面から想像するに大きさは1.5c~2cくらいかなと思われます。また都はるみ(劇中では京はるみ)が身に付けているというブランドを考えると結構上質な宝石なのではと思います。
その点から踏まえて当時の販売価格で換算すると約50万円~80万円程度ということがわかりました。
なかなかの金額です。
物語の最後には、京はるみからコンサートの招待チケットも届きます。当時の価格で一般席が2,000円~2,500円ほど。ただ招待といい点では指定席以上になるので2,500円~3,000円ほどかと思います。
冒頭の運動会騒動で、寅さんが満男に500円あげているシーンがありましたが、これは家計というより満男へのお小遣いなのでカウントは無しとします。
実際の金銭での収入ではないですが、約50万円の指輪とペアで約5,000円のチケットという金額換算で行きますと、約477,200円のプラスということになりました。
前回の茶碗に引き続き、額面の高い品物が諏訪家に譲られた結果になりますね。
今回の指輪に関しては、寅さんから「さくら、これはおまえにやる」というセリフもあり、所有権はこの物語内でさくらに移っています。現在は時価で換算しても110万円までは贈与税も課税されないですが、1983年当時の贈与税非課税の控除額の上限は60万円でした。ここは微妙なところですが鑑定額によっては、さくらに贈与税が課税される可能性がありますね。
こういった金銭の価値にとらわれない寅さんならではの財産の残し方を感じる作品でした。
是非皆さんも一度ご覧になってください。
ではまた!
SNSでシェアする
担当者へ無料メール相談!お気軽にご相談下さい!
お問合せ・資料請求はこちらから
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| « 9月 | ||||||
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |