家づくりのご要望・目的
住まいのインテリアコーディネーションコンテスト2014
【事例分野スタイリング部門】優秀賞受賞
日本史の教師をされているK様は、ご職業柄か「和」への強い興味と並々ならぬこだわりをお持ちです。
それは毎日、和服を纏って過ごしたいほど。
元の和室は、いたってシンプルなものでした。
それが堪らなく素っ気無く感じ、デザインに不満が募りました。
古来より続く日本の伝統美は、奥深いもの。
より一層の「和」を求め、プランニングがスタートしました。
【事例分野スタイリング部門】優秀賞受賞
日本史の教師をされているK様は、ご職業柄か「和」への強い興味と並々ならぬこだわりをお持ちです。
それは毎日、和服を纏って過ごしたいほど。
元の和室は、いたってシンプルなものでした。
それが堪らなく素っ気無く感じ、デザインに不満が募りました。
古来より続く日本の伝統美は、奥深いもの。
より一層の「和」を求め、プランニングがスタートしました。
施工事例 ビフォー・アフター
リビングダイニングに隣接した小上がりの和室が、今回のリフォーム対象です。
一室での改装は、他の居室と違和感の無い調和がなにより大切となります。
リビングからの繋がりを繊細に見て取り、担当はご要望された「和」を強調する方法を考えぬきました。
その答の現れは「格子の建具」。
K様とデザインミーティングを重ね、「縦格子」の和風引き戸を造作しました。
『千本』に喩える縦に連なった幾重もの格子を、職人の手で1本1本並べていきます。
一般に「組子格子」と呼ばれる、飽きの来ない様式美です。
格子戸を開くと、リビングとひとつの和空間に。
引き戸を合わせると、四方を囲んだ『侘び茶』の宇宙観に。
世界観を守りながらも、シチュエーションに合わせた自在な室内は、一見格式高く感じる『和』ならではの懐の深さに通じます。
自在に可変する、雅な美空間になりました。
【 こだわりの欄間 】
格子戸と、雰囲気を変えて作ったこだわりの欄間です。
互い違いに井桁を重ねた幾何学模様が特徴的。
中央は窓のように直線で組みました。
格子引き戸にあった目線を欄間に移すと、ぱっと開けた印象です。
引き戸と同じ素材を使い、上品に雰囲気をまとめました。