家づくりのご要望・目的
「寒い北側」 を快適な空間に。 想い出を残し 磨きをかけるリノベーションを実現
二世帯でお暮しのA様ご一家は 北側にある DKや洋室の使い方に悩まれていました。「北側の部屋の寒さ」は 戸建て・マンションどちらにお住まいの方も 「あるある」 とうなづく方が多いはず。 陽光が入る南側に比べ 陰になりやすい北側はどうしても 「暗い」「寒い」「湿気が多い」 というネガティブな状況に寄りがちです。
A様邸の北側は DKとそれに続く洋室で ふだん家族が集まって過ごす時間が多いことから ご高齢になるお母様や 小さなお子様に優しい 暖かく広くそして見守れる空間に変えたいとお考えでした。
築22年のご邸宅は 「他界されたお父様が残された大切な家」と仰ります。 "柱"や "羽目板で仕上げた壁" など愛着のある風景を残すことを前提に 奥様の雑貨・絵画コレクションとも美しく調和する 「暮らしやすい」ご自宅をリノベーションで創ります。
施工事例 ビフォー・アフター
羽目板の木肌で 心が緩む 自然のぬくもりに包まれた「木」のLDK
優美な羽目板の木肌が 心を緩ませる 自然のぬくもりに包まれた 「木」 の空間が A様邸のLDKに顕れました。もとは壁のあったキッチンと洋室は 壁を取り去り 1室の大きなLDKに変わっています。 壁中の柱はあえて 「あらわし柱」 に残し 木立が佇む涼やかな景色を造りました。 お父様が大切にされていた羽目板は やすりや塗装など手入れを施してブラッシュアップ! 一部をキッチンカウンターの材料に転用し 見せ場を大いに増やしました。
デザインは 「もとの造りをできる限り活かす」 「家族が心地よく暮らせる」 を基本に ヴィンテージな装いを馴染ませ 今までの面影を確かに感じさせる 新しい景観を造りました。 残したい既存の景色はご家族の 「文化財」 と心得て "京壁" など既存の部位を傷めないよう 施工作業は丁寧に注意深く取り組んでいます。
冬は外より寒かった 「北側」 が いまは一番暖かい場所に!
大空間となったLDKは 上下左右の6面に断熱材セルロースファイバーを 窓にはインナーサッシを設置して 断熱性能を高めました。床には 空気を汚す心配のない 床暖房対応タイプの 高品質・無垢ヨーロピアンオーク材を施工しています。
断熱施工の効果で 「外より寒い!」 と感じていた北部屋が いまでは「一番暖かな場所」 に変わっています。
健康面に配慮した カラダに優しい家づくり
壁・天井には 自然素材のEM珪藻土 (LOHAS material) をたっぷりと使用し 身体に優しい空気環境を造りました。 ご高齢のお母様や 小さなお子様が健やかに暮らせる工夫が 室内を彩る内装全体に隠されています。暮らしやすさにつながる収納面では "最も使い勝手の良いリビング内" に使う場面の多いコートや犬の散歩グッズを納める収納を新設しました。 キッチンは まだ新しい設備はそのまま活かしつつ 圧迫感のあるカウンター収納を省き 元気なイエロー色の吊戸棚をリビングから眺める位置に移設して LDKとつながる開放的な雰囲気に仕上げています。
■施主様の声
断熱性能や無垢の床のおかげでこれまで外よりも寒いと思うほどの北側の家が一番暖かい空間になりました。 部屋の隅に犬の散歩グッズや上着もかけられる収納を提案してもらったのでそれも大活躍しています。(リノベーション後のご家族のご様子は…)
奥様は家具を一新、少しずつお気に入りの雑貨が増えているそう。 ご主人様は映画やゲームを愉しんでいらっしゃるとのことで、 何事にも興味津津のご長男様は (おそらくご自身より大きな大画面の) 大型テレビに夢中。 お母様も以前の部屋の壁が活かされたLDKで笑顔いっぱい。
と 快適に過ごされているご様子です。