『収納リフォーム』で、
「片付かない」からの卒業を
和室に設けられることが多い「押入れ」。しかし、せっかくの広々した収納スペ―スにも関わらず、普段使わない寝具や家電をしまっておくくらいで有効活用しきれていなかったり、現在のままでは使いにくい、クローゼットなどの別の収納に変えたい…など、リフォーム需要が高い場所でもあります。
押入れを活用したリフォームは、アイデア次第で様々なことが可能です。ここでは押入れリフォームでできる代表的な事例についてご紹介します。もちろん、ここでご紹介したリフォーム以外にもお客様のご要望に合わせた施工が可能ですので、お気軽にご相談ください。
押入れリフォームにおいて特に需要が高いのが「クローゼットへの変更」です。
主な施工内容は、内部を仕切る中板や天袋の取り外し、ハンガーパイプの設置、襖からドアへの変更などが挙げられます。また、床や壁を貼り換える、新しく仕切りや棚を設置するなど、希望や予算に合わせてリフォームすることが可能です。
逆に、内側だけリフォームして襖のまま使うことも可能ですが、衣服や物を出し入れする際に中が見渡せず使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。
また、押入れは壁や床が木材むき出しの状態であることが多いため、カビや湿気に配慮してリフォームするとより使い勝手がよくなります。
押入れの奥行きを活かして、本棚や収納棚を埋め込むことも可能です。
例えばスライド式の本棚を取り付ければ普通に本棚を設置するよりも大量に本やマンガを収納できます。収納場所がなく箱やケースにしまいこんでいる本がある…という方におすすめのリフォームです。また、棚に関しても可動式のものを取り付ければ収納したいものに合わせてスペースを作ることができ、広い空間をフルに使うことができます。
他にも押入れが廊下や別の部屋に面している場合、壁を取り払い、押入れを半分に仕切れば、両側から収納スペースやワークスペースとして使うことが可能になります。こちらは少々大掛かりな作業になり、壁を壊して貫通させても問題がないか等の確認が必要です。
収納スペースとしてではなく、思い切ってミニキッチンや洗面台、トイレなどを設置して活用するというリフォームもあります。二世帯住宅のご家庭や、二階・三階があるお住まいの場合、階を移動しなくてもこうした設備が利用できるようになり非常に便利です。
ただし本体の購入や設置以外に、キッチンの場合は電気や給排水管、場合によっては換気口、ガス、不燃処理等の工事が、洗面台やトイレの場合も給排水管、排水口等の工事が必要となるため注意が必要です。
この他にも、大掛かりなリフォームが要らないリフォームとして「押入れを二段ベッドに変更する」「押入れをペットのゲージスペースにする」など、アイデア次第で様々なリフォームが可能です。
襖と敷居、中の仕切りを取り外し、フローリング敷きにするなど床と部屋とを一続きにすることで、区切られた収納スペースではなく部屋の一部分となり、部屋を広くすることができます。
ここに机と椅子を置くことで簡単な書斎のように扱うこともできますし、棚やボックスを置けば収納スペースと部屋の広さを両立させることもできます。
自由に使える空間が増えるほか、部屋の見栄えも大きく変わり、開放的になります。
押入れリフォームで襖を扉に変更する場合、意外と見落としがちな落とし穴が「扉選び」です。
引き戸なら開け閉めがコンパクトで、開けた状態でも邪魔になりませんが、襖と同じで中を見渡すのが難しいことがあります。一方、折れ戸の場合は大きく扉を開くことができるので中を見渡せます。
開き戸は気密性が高い一方、開け閉めにスペースが必要となるほか、開けっ放しにしておきたい時にやや不便です。リフォームを行いたい押入れの周辺スペースと仕上がりイメージを加味して検討することをおすすめいたします。
賃貸など、今後原状復帰する必要があるお住まいは押入れリフォーム自体が難しい場合があります。また、中板を外すリフォームは押入れの構造によって難易度が変わるため、見た目以上に難しいことも。
きれいに仕上げたい場合は、プロにリフォームイメージを伝え、一緒に取り組んでいくことをおすすめいたします。