家づくりのご要望・目的
高齢のご両親、ご夫婦と4人のお子さんの8人が暮らす大家族。
冬は日当たりが悪く、寒い1階と2階、夏は暑い3階の部屋。
冬の窓は結露もひどく、水が滴るほど。
ご高齢の両親には上がりづらい急勾配の外階段、家の中の温度差も高くヒートショック問題も心配されています。
電気代や石油などの値上げがニュース等で報道されるなか、暖房費にかかる電気代や燃料代は、ひと月5.5万円以上!
多くの悩みを解決するために断熱性に優れ、光熱費削減にも繋がる「パッシブデザイン」でリノベーションしました。
詳しくはこちら→リノベーション特集
passiv_design | パッシブデザイン
施工事例 ビフォー・アフター
まず、底冷えする寒さ対策に、床・壁・天井を新聞紙が原材料の断熱材セルロースファイバーでぐるりと覆います。窓にはトリプルサッシを採用し、徹底的に施しました。
専用のソフトを使って光と風をシュミレーション。そして、それを元に自然の力をめいっぱい活用できる位置に窓を配置。同時に「光と風の井戸」と名づけた吹き抜けも設けることで、家中に光と風が行き渡ります。この吹き抜けは、光と風だけではなく、家族の声を届け、家族のコミュニケーションの場としても活躍します。
無垢材や珪藻土等の自然素材をふんだんに採り入れました。
光や風を上手く取り入れたり遮ったりする備えを住まいに組み込むことで、冬の寒さはもちろん、真夏でもエアコン一台で涼しく快適な住まいに大変身!
これで家中どの場所にいても温度差のない快適な室温で過ごすことが出来るようになり、ヒートショック等の心配もなくなりました。
もともと1階に住まわれていた親世帯は、一番光と風が届く3階へ居住スペースを移動。
親世帯のライフスタイルに合せて間取りを大きく一新すると共に、足の不自由なご両親が無理なく移動できるよう、ホームエレベーターを設置。玄関にも車イス用アプローチを設けました。
1階、2階は子世帯の居住スペース。成長期のお子様がのびのび暮らせる様、和室を洋室に変え、お子様専用のお部屋とご主人待望の書斎を設けました。
バルコニーが2階にある事から、洗面脱衣所室はあえて2階に設置。洗濯物を干すのも楽に行えます。
これで、朝大渋滞する洗面所、トイレも1階と2階にそれぞれ設けることで問題を解消。
家族みんなが笑顔で過ごせる素敵なリノベーションになりました。
M様邸リフォーム完成までの一連の流れを追いかけました。
詳しくはこちら→passiv design リノベーションプロジェクト