家づくりのご要望・目的
水回りや間取りを工夫して 自宅介護が楽しめる家を創ります
『施設に居るご両親を迎えて 一緒に生活できる家にリフォームしたい。』と T様は 自宅介護のためのリフォームを LOHAS studioにご相談下さいました。
リフォーム完成後は T様と大学生のお嬢様 そしてご両親おふたり(80歳代)をお迎えして "4人暮らし" のご予定です。
リフォームでは お施主様であるT様とお嬢様が介護をしやすく またおふたりがご不在になることもある日中は ご健勝なお父様が 奥様 (お母様) のお手伝いを無理なく出来るよう 家の間取りや機能を変えていきます。
「トイレは 寝室から近い場所にする」 「車椅子を置ける玄関ホールにする」 そして 「寝ている時間の多いお母様が 気持ちよく過ごせるように」。
水回りや 部屋の間取りを工夫して 介護される側も 介護する側も どちらも満足度の高い 介護が楽しくなるご自宅づくりをスタートします。
施工事例 ビフォー・アフター
立場のちがう二世帯の目線に合った 介護のしやすい家を造ります
竣工時の1980年代に造られた T様邸は 廊下や出入り口・扉の幅が狭く ー部屋の面積が今より手狭で 車椅子や介助を必要とする介護生活には不向きな設計になっていました。そのため 従来の間取りを一から見直すことに。 車椅子や介助者を伴っての 『動きやすさ』 と 介護を受ける側・する側 双方の『快適さ』にも一歩踏み込んで お互いが気持ちよく暮らせる 間取りや動線へ 家全体を再設計しました。
幾年も飽きない 朗らかな邸宅に -間取りの工夫・自然素材で-
リフォーム後の邸内は 朗らかで明るいイメージに仕上がりました。 自然素材の珪藻土やエコクロスを使って 窓からの自然光を柔らかな間接光に変え部屋の奥まで導いています。 節目の美しい床は 年月を経て深みを増していく 飽きのこない国産のナラ材が採用されました。ご両親の個室空間を含んだ 悠々と広い LDKは 幾つかの部屋や通路をまとめて造りました。 ご施主様・お嬢様世帯とも共有するリビングには 白い腰壁を造り ご両親専用のプライベート空間を ゆるやかな曲線で区分けしています。
ご施主様とお嬢様の個室は 玄関を経由した廊下の向こう側にご用意。 近すぎず・遠すぎず、ほど良い距離が 両世帯のプライバシーを守ります。
車椅子でも快適な回遊動線で自由に暮らせる 楽しく過ごせる
リビング内のベッドルームには 前後から室内に通じる回遊動線を造りました。 外からすぐに駆けつけることができ 中からは行きたい場所にスムーズに動けます。 すべての通路は車椅子が通るよう幅員を広げました。 トイレへは ベッドから最短距離で行けるよう リビング入口を配置変更しています。清潔面のキーポイントとなる 洗面脱衣室は介助者と一緒でも 窮屈にならない "広さ" を重視。 休憩用のベンチも設置しています。 玄関には転倒防止用に ベンチ・補助用の手すりの両方を設置しました。
このほか 部屋を占領していた家具に代わり 壁沿いを使って収納やディスプレイ棚を造作。 必要な備品がすぐに取り出せるスッキリとした収納計画で 介護場面をサポートしています。 床遮音材を全室に施工して 音漏れ対策も万全にし 一日中気兼ねなく過ごせる 温かなご自宅が完成しました。
新しいご自宅は ご施主様から ご両親に向けた 素晴らしい贈り物。 ほっこりと幸せな気持ちにさせてくれる 親孝行なリフォームです。
「いつでもみんな一緒だよ」家族が囲む ほっこりLDK
ご家族の介護を受ける お母様のお部屋は キレイな白い腰壁の向こう側です。 リビングに座っていると 中のご様子は写真のようにわかりませんが お声や様子はしっかりと伝わっています。 中にいるお母さまは ベッドの中から小窓を通じてリビングの様子を伺えるので 安心です。
■施主様の声
(担当者より)施工中からご両親は住むのを心待ちにしているということを嬉しそうに施主様が話していました。
介護する側も、楽しく毎日の生活が出来るように、自分の好きな空間に造り上げてもらって嬉しいとのお言葉も。
ご家族4人で暮らす今回のリフォームを 皆さまに喜んでいただけました。