家づくりのご要望・目的
対面キッチンのメリット半減! -アンバランスな吊戸棚を解決へ-
夫婦ふたりの時は気にならなかったのに 子育てが始まると 不便に感じる間取りがあります。中古マンションをご購入された K様ご夫婦は 何年か暮らしてお子さまが増えた頃 「対面タイプなのに リビングが見えにくい」 「室内がなんだか暗い」 とキッチンに不満を感じるようになりました。
その原因は キッチン上部の 大きな吊戸棚です。
そこで吊戸棚を撤去して視界をひろげ 『料理をしている最中も お子さまとコミュニケーションがとれるような 明るいキッチンに』 とリフォームをお考えになりました。
施工事例 ビフォー・アフター
構造上の制限がプラスに変わる お洒落でシャビーシックなデザインプラン
リフォームに先立ち まずは 『開口調査』 を行い キッチン周辺の構造を確認しました。その結果 撤去をご希望されている 『シンク上部・吊戸棚』 の上には キッチンと直行した躯体梁があり 棚を無くすとその場に残された梁型が 単体で見えてしまうと判明…。
そこで 「下がり壁をすべて撤去」 せずあえて残す方向で 『リビングの様子がわかる』 本来のご要望に合わせたシャビーシックなデザインをご提案しました。
動かせないパーツを下がり壁でつなげて 魅力あふれるフレームに
新しい下がり壁は 梁に合わせて高さを決め 開口サイズを拡げました。 パイプスペースやレンジフード正面の壁といった 動かせないパーツは 下がり壁と "R"のラインで流れるようにまとめ 開口部に優雅なフレームを造作しています。 周りの下がり壁より天井が高く見えるようになったキッチン内は 伸びやかな雰囲気に変化。 しっくいを施工した効果も重なって 暗かったキッチンが 光を感じる魅力的な空間に変わりました。お子さまも嬉しいにぎやかなキッチンは -素材にもこだわって-
吊戸棚が隠していた空間すべてを オープンにしなくても ほんの少し開口をかさ上げするだけで 今までと違う ゆとりある眺めに変わりました。 リビングから眺めるキッチンの姿も 凸凹と不揃いだった印象が一変しています。 アンティーク調の時計や カフェ風のペンダントライト どこかクラシカルなブリックタイルなど 素材選びもこだわって ご家族で会話のはずむ にぎやかなキッチンが完成しました。■施主様の声
(当初は) 単純に吊戸棚をなくしてキッチンが新しくなれば良いと思っていたのですが マンションでもこんなに自由な発想で曲線の壁をつくることができるなんて驚きです。キッチンに立つのが毎日楽しく、こどもたちともおしゃべりしながら料理がつくれて、お手伝いもすすんでしてくれます。