LOHAS studio
i018@OKUTA
2015/07/31
仕事柄もありますが、家具が好きです。
と言っても、そうそう高級な家具など買えませんが。
中古で購入した我が家。
マンションのスケルトン工事をしてから、早4年。
リフォームの打ち合わせをしているお施主様にもよくお話しすることですが、
家は完成した時(リフォーム工事が終わった時)が、始まりです。
お打合せ中は、お施主様のライフスタイルや住まい勝手、どんなご生活をお望みか、たくさんのご要望の中から
納得のいくプランを探し出し、ひとつひとつ決めていく。
そんな作業の繰り返しですが、
さぁ!完成を迎え、お引き渡しが終わると、ここからがお施主様のご生活のスタート。
そう、楽しい家作りはまだまだ終わらないのです。
家具やオブジェ、ファブリックや壁に飾る絵、ポスターや写真etc、etc・・・
どんな風に作っていきますか?
随分前の話しですが、車の運転中にラジオから流れてきた、収納の達人と呼ばれる、近藤典子さん(書籍も数多く出してますよね)のトーク。
「家のインテリアをどんなに頑張ってもなぁんか、おしゃれに見えない、素敵にならない。。。
そんなことありませんか?
何故かというとね。
家の中のどこかに妥協した物が置いてあったりするからなんです。
例えば、頂き物とか、対して好きではなかったけど手頃な金額だったからつい、買ってしまったものとか。
少しでも気に入らないもの、そういう物が一つでもあると、なぁんか、おしゃれに見えなくなって来るんです。
だから逆にね。
多少散らかっていても、物が多くても、妥協せずに自分が本当に気に入った物だけを置いてある家。
すごくおしゃれに見えます。そこにいる自分がすごく気持ち良くなれるんです。」
少し文言は違っていたかも知れませんが、こういったトークをされていました。
実は私、このラジオのトークを拝聴するまでは近藤典子さんとは、いつもからくり的な収納の提案をする方 というイメージがあって、
あまり好きではなかったのですが、このトークを聞いて、名言だなぁ と思ったのです。
(正直、近藤典子さんに対する見方も変わりました。家を良く知っている方でないと、こんな言葉、出てきません)
そして、我が家。
もう4年も前にリフォーム工事を終えているのに、まだまだ続く家作り。
一年ほど前から、あるテーブルに一目ぼれをしてしまいまして、いつか手に入れたいと思っておりました。
イギリスのE.GOMME社が、1960年代にスカンジナビアンデザインの影響を受けて立ち上げたチーク材の家具のブランド、
G-PLAN。
その中でも、特徴のある脚の形から、スパイダーテーブルという名前の付いたコーヒーテーブル。
今でも、G-PLANというブランドは存在しているようなのですが、この時代に作られたシリーズが今でも人気が高いようです。
アンティークショップでも、たまに見かけることもあるテーブルですが、本当に人気で、見つけてはすぐに売れてしまう の繰り返しでした。
そんな、憧れ続けたテーブルが、
やってきました。我が家に!
やっと手に入れたスパイダーテーブル!
う~ん。やっぱり素敵。
近藤典子さんの言葉がふと耳をかすめます。
「気に入った物に囲まれる家の快適さ・・・」
多少、時間がかかっても、妥協せず気に入ったものを探す楽しさ、そして手に入れる喜び。
楽しい家作りは、まだまだ当分、終わりません!
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