家づくりのご要望・目的
老朽化した設備もさることながら、間取りも不便に感じることが多々あるので、ライフスタイルに合わせて変更したい。そして何より、これから長い付き合いになっていく大切な「我が家」。
自分たちの好きな素材やデザインにこだわった家で暮らしたい!という思いから、リノベーションが始まりました。
施工事例 ビフォー・アフター
【理想通りの空間を実現するため、じっくり丁寧にデザイン】
きれいにまとまった空間より、好きなものが詰まった少し無骨な落ち着く空間を希望されたK様。特にリビングには思い入れが強く、飽きのこないデザインにしたい、躯体の梁をデザイン的に見せたいとのご要望がありました。
そこで、室内を暗めのトーンで全体的に統一することで、大人の落ち着いた空間を演出。素材は木やブリックタイルにステンレスなど無機質な異素材を混ぜることで、ヴィンテージ感のある雰囲気にまとめました。取り除くことができない構造梁と壁一面は、K様がいくつものサンプルからデザイナーと相談して選び抜いた、ダークブルーを採用。夜空をイメージするような濃紺の塗料をあえてハケの跡が残る塗り方で、ハンドメイド感のあるディテールを演出。むき出しだった躯体梁が、味わい深い部屋の象徴的なポイントになりました。
フローリングは無垢材ウォールナットの幅広を選定。フローリングやタイル、塗装壁など一つ一つの素材を丁寧に選ぶことで、K様お好みの空間を実現することができました。
【ライフスタイルに合わせた使いやすい間取り】
間取りとしては、LDKを広く使いたいとのことから、広々とした24畳の空間はそのまま活かしています。キッチンは使い勝手や動線を考え、既存の位置のままでカウンター収納の造作やパントリーの設置で、印象を変えて、機能性も向上。
既存の主寝室は、入口がリビング内に飛び出ていましたが、斜めにすることで空間が広がりました。また、洗面室の無駄なスペースを削ることで、主寝室に新たにクローゼットスペースが誕生。2つの洋室は将来、子ども部屋として使うことを考慮して部屋の大きさを均等にし、動線も整理。
個室がコンパクトになった分、空いたスペースを活かして玄関正面に大きなファミリークローゼットを設け、服だけでなく布団や日用品、掃除用具などをまとめて収納できる部屋を設けました。コンパクトながらも家具の配置がしやすい、使い勝手の良い住まいに。
お家の全面的なリノベーションでデザイン性・機能性共にご希望に沿う住まいに。
素材を多用しながらも、それぞれの質感が重なり合うことで、味わい深い、落ち着きのある空間になりました。
【お客様より】
クローゼットやパントリー、キッチンカウンターなどの収納も充実しているのですっきりと暮らせています。大きなファミリークローゼットは服だけでなく季節のものや掃除用具も入り、納戸感覚で使えて助かっています。
家に遊びに来たお客様には、玄関の正面にあるアールの壁にビックリされます。
住みやすく、特にリビングは大のお気に入りの場所になりました。濃紺の壁の前で大好きなヨガを楽しんでいます!