東日本大震災から5年　当時を振り返りました

LOHAS studio

岡本博行@OKUTA

2016/03/11

東日本大震災から5年が経ちました。

犠牲になられた方々のご冥福と、被災地の一日でも早い再生を心よりお祈り致します。

当時の様子を振り返ってみました。

当時、私はハウスクエア横浜店の施工監理をしておりました。

現横浜店（港南区）のオープンに向けて、内装工事の真っただ中でした。

14時46分　「15時の休憩に備えて、職人さんにコーヒーでも」と思った矢先に地震がおきました。

かなり大きな揺れで、外で足場の上で高所作業していた職人さんにはすぐに降りるように指示し、

現場の様子に注意を払っておりました。

揺れが収まり「とりあえず落ち着こう」と職人さんを集めて、コーヒーを片手に座り、ラジオを聞いていました。

ラジオを聞く前は関東が震源と思っていたので、「いつもより大きい地震だった」くらいの感覚でした。

次第に震源や規模が明らかになっていくうちに、口数が少なくなっていきました。

この日は定時前に現場作業を中断しました。

余震があるかもしれないので、現場を整理整頓しなおして、窓から建材を離して置いたり、

火の元のチェックなどを全員で行いました。

日が暮れるまで、現場の安全を考えて職人一同で整理整頓しました。

それからは、自動車用のガソリンが手に入らなかったり、停電があったり、

建材メーカーの工場が被災したことで納品できなかったり、様々なことが起こりました。

ガソリンを分け合ったり、材料を分け合ったり、建材メーカーは全国各地の工場をフル稼働し

それぞれがそれぞれのステージで頑張ることによって、LOHAS studio 横浜店も無事完成、オープンすることができました！

この時、ＯＫＵＴＡスタッフ一同、関連会社様、職人さん達との絆の強さを感じておりました。

ところでＯＫＵＴＡでは工事に携わる職人さんは「サプライヤー」と呼ばれます。

サプライヤーは「登録制」になっておりますので、顔も名前も知らない大工さんが、お客様のお家で作業することはありません。

信頼関係が築けていますので、お互いにより良いものを造ろうと「協力」することができます！

この絆に感謝して、未来を見据え、今できることをこれからも精一杯チャレンジしたいと思います！