熱の移動とは！(株式会社OKUTA Archives e038@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2018/08/16

こんにちは。

 

前回、断熱性能の向上を図ると、お家の間取りの自由度も高められるとお話しさせて頂きました。

今回は、熱の移動に関してお話させて頂きます。

 

熱には、熱伝導という高い温度から低い温度へ移動するという特徴があります。（1つの物質でも温度が均一でない）そのため、外と建物室内との境になる窓回りでは、この熱の移動が繰り広げられていくことになるのです。

断熱性を高めるということは、すなわちこの熱の移動を抑えるということに通じます。熱伝導を抑えれば、夏は外から熱い外気が室内に侵入するのを抑え、冬は室内の暖かい空気が外に逃げていくという現象を抑える役割を果たすのです。（日射に関しては一概には言い切れませんのでご了承ください。）

ただこの熱伝導ですが、金属やプラスチック、木材といった各物質によって、熱移動の程度は異なってきます。サッシの枠の素材もこのような観点から、素材による性能値の差も謳われているため、適切な仕様の商品を用いることが大切です。

 

 

※因みに、カチカチに凍ったアイスをすぐに食べることができるスプーンがありますが、それも熱伝導を利用した仕組みとのことです。

人の手の暖かい温度がスプーンの持ち手から、先端に通じアイスに熱が伝わっていくという仕組みだと考えられます。この場合は熱の移動のしやすさを求め熱伝導を高めています。