小川町下里だより　2025年9月号(LOHAS studio Blog)　リフォームのオクタ

2025/09/01

OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます＾＾
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それでは、今月号をどうぞ！
（※下記、高橋さんの文面を転載しています）
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9月に入りましたが、まだまだ厳しい暑さが続いていますが、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
今年の夏は例年以上の猛暑で、体調管理に気を配る毎日だったことと思います。それでも田んぼを見渡せば、稲は強い日差しをしっかりと受け止め、ぐんぐんと成長して青々とした穂を揺らしています。その姿はまるで「もうすぐ実りの季節がやってくるよ」と私たちに元気を届けてくれているようです。自然の恵みに感謝しつつ、暑さの中でも着実に季節が移ろっていくことを感じられるこの時期。皆さまにとっても、少しずつ秋の気配を楽しみながら心穏やかに過ごせる日々となりますよう願っております。

今月のトピックス
【情報】新人社員研修稲刈り編、アンバサダー様稲刈り体験
【レポート】アンバサダー様、新人社員研修の田んぼの様子
【レポート】環境再生型農業講座第6回レポート　8/17
【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第23回私たちが目指す給食と食育～自由の森学園食生活部の事例から～

今月の話題
【情報】第8回環境再生型農業講座　9/21
【情報】地酒まつり9/17
【情報】和紙マラソン募集開始　8/21～9/30
【情報】小川町移住ツアー　9/27
【情報】オーガニックExpo10/2～4
【情報】オーガニック学校給食フォーラム深掘りセミナー『有機農産物を学校給食へ届ける農家の挑戦と工夫』10/7

 

今月のトピックス

【情報】新人社員研修稲刈り編、アンバサダー様稲刈り体験
6月に田植えした稲が猛暑に耐えて実りの秋を迎えます。いよいよメインイベントの一つ、収穫の稲刈り体験です。
稲刈り体験の後は美味しい地場産有機野菜をたっぷり使ったお弁当を予定しています。さらにその後は小川町での思い出に「小川和紙団扇つくり体験」です。レポートは来月に、こうご期待。



＜昨年の稲刈りの様子とお弁当、小川和紙団扇＞

 

【レポート】アンバサダー様、新人社員研修の田んぼの様子
アンバサダー様と新人社員研修の現在の田んぼの様子です。稲も実に栄養を蓄えているところで最後の追い込みといったところです。


＜社員研修とアンバサダー様の田んぼの様子＞

 

【レポート】環境再生型農業講座第6回レポート　8/17
30度をこす猛暑で、7月に植えたキャベツとブロッコリーの苗が全滅してしまいました。これから蒔き直す予定です。このままいくと秋野菜の高騰が予想されます。
8月上旬に雨が2～3日少し降りました。そうしたところ、畑の雑草が一気に伸びて、畑は雑草だらけに。暑いと雑草も生長エネルギーを取られて生えにくいのですね。自然の摂理（生き物は生き残る為にエネルギーを集中する）は理にかなっているとつくづく感じます。この暑さですから、人間も無理して動いてはいけないのでしょう。


＜畑の様子　前と後＞

 

【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第23回私たちが目指す給食と食育～自由の森学園食生活部の事例から～
自由の森学園の食生活部では、給食はただの「提供」で終わるのではなく、子どもたちの命と心をつなぐ“愛の営み”として、手間と想いをこめて作られています。特別栽培や有機栽培の顔の見える食材を用い、カレー粉はスパイスから調合し、うどんもパンも自家製、調味料もなるべくオーガニックに――その一皿一皿に、つくる人の深い祈りが宿っています。
ある保護者が「担い手がいないなら私たちが」と立ち上がり、食生活部が発足したという背景には、「理想の教育には理想の食を」という強い願いがありました。素材を直接取引し、添加物は使わず、出汁や調味料も手間をかけて丁寧に作るのは、生徒たちが素材の味を感じ、自然とつながる体験を持ってほしいから。まさに、食を通じて「人が自然の一部であること」に気づかせる教育そのものです。
そんな給食には、子どもたちの生き生きとした声が響きます。
「パンのもちもち、最高！」「うどんをつるっとすすって、あったまる～」――そんな何気ないひとことが、調理スタッフにとっては「この手間をかけてよかった」という喜びになります。
調理をする大人たちもまた、「迷いのある時期だからこそ、お腹を満たしてあげることが大切。それができていれば、必要以上に惑わされたり、何かを見失うことも少なくなるのではないでしょうか」という言葉にあるように、生徒たちの心に寄り添い、力になりたいと願っています。まるで、自分の子どものような存在として、給食に向き合っているのです。
卒業生たちも「学園の食堂は、今から考えるとすごかった」と振り返り、その体験が今の自分を支えていると語ります。実際、食に関わる仕事につく卒業生も多く、「食育の原点」がそこにあったと自覚しています。
このような自由の森学園の給食は、私たちの目指す未来の学校給食そのものです。地域の農家と信頼関係を築き、安全で心あたたまる食を選び、子どもたちの声を大切に受け止める——それによって、給食はただの栄養補給ではなく、「心を支える食育」となります。
私たちも地域でこのような「小利大安（贈答経済・グリーンエコノミー）」のモデルをつくり、互いに助け合い、励まし合いながら、未来を築いていきたいと願っています。自然と人をつなぎ、心豊かに生きる営みを、地域の隅々へ、そして世界へ広げていきましょう。
参考：自由の森学園　https://www.jiyunomori.ac.jp/

 

今月の話題

【情報】第8回環境再生型農業講座　9/21
秋野菜の播種が主になります。
https://edivery.jp/kankyo-saisei/

 

【情報】地酒まつり　9/13（土）
時：9月13日（土）11：00～16：30
所：小川町役場前通り　詳細↓
https://www.syokoukai.or.jp/syokokai/ogawa/010/jizakematsuri.html


＜地酒まつりのチラシ＞

 

【情報】和紙マラソン募集開始
和紙マラソンは12/14開催
募集8/21～9/30↓より（定員がありますのでお早めに）
https://ogawa-washi-marathon.jp/

 

【情報】小川町移住ツアー　9/27
時：9月27日（土）10：00～17：00
詳細は添付のチラシ参照


＜移住ツアーチラシ裏表＞

 

【情報】オーガニックExpo10/2～4
時：10月2日～4日　10：00～17：00
所：東京都立産業貿易センター（浜松町）
会費：事前登録で無料になります。
詳細⇒https://ole.ofj.or.jp/
Expoの10周年で私も分科会（10/2登壇予定）で参加予定です。詳細は次月でお伝えします。

 

【情報】オーガニック学校給食フォーラム深掘りセミナー『有機農産物を学校給食へ届ける農家の挑戦と工夫』10/7
時：10月7日（火）20：30～22：30
詳細と申込み：https://oslfnoukairei.peatix.com/

 

 

発行日：2025年9月1日
制作：ＮＰＯ生活工房つばさ・游・高橋さま