2026/04/10
OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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春のやわらかな陽ざしに包まれ、小川の里山にも本格的な春が訪れました。菜の花の黄色が畑を明るく彩り、桜の花もほころび始め、心ほどける風景が広がっています。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。3/1~3/8まで、私は台湾オーガニック給食スタディツアーに参加し、現地の取り組みや知恵に直接触れてまいりました。国の政策として有機農業推進を掲げ、その中心にオーガニック給食を据えていました。その背景にある考え方には、多くの学びと気づきがありました。これらの貴重な知見を、私たちの小川町の風土や暮らしに合わせて生かしながら、地域の有機農業のさらなる発展と、子どもたちの食の未来につなげていきたいと考えています。今月も小川町から柔らかな春の訪れとともにお伝えしたいと思います。
今月のトピックス
【レポート】土の健康を育てる循環型緑肥講座第2回目 3/15と3/22
【レポート】台湾オーガニック給食スタディツアーこぼれ話
【レポート】あきたこまちR国際対話集会レポート 3/2
【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第30回2026/04/01:台湾オーガニック給食スタディツアーに参加して
今月の話題
【情報】第26回春芸展4/11
【情報】うどんのお店がオープン
【情報】着物文化伝承館がオープン
【情報】台湾オーガニック給食スタディツアー報告会 4/24
今月のトピックス
【レポート】土の健康を育てる循環型緑肥講座第2回目 3/15と3/22
この緑肥講座は第3日曜日と決めてあったのですが、間違えて当初3/22と告知してしまい参加者より第3は15日ですよ、と指摘があり、3月は2回開催となりました。
温かくなり、土中温度も上がってきましたので、ジャガイモなどを植えました。来月は、夏のビールのお供である枝豆を植えようと考えています。2月に植えた燕麦などは鳥に食べられたようで発芽していませんでした。今回蒔きなして、網を掛けました。さて、結果は?
<畑の様子>
<種の種類>
<鳥に食べられたあと>
【レポート】台湾オーガニック給食スタディツアーこぼれ話
4/24に台湾オーガニック給食報告会はありますが、その他にも沢山現地をみてきましたのでその話題をちょこっと提供したいと思います。
台北市内の普通のスーパーに入り、野菜売り場を覗いてみました。ちゃんと、有機、特別栽培と分けて陳列されており、特に栽培履歴(トレサビリティ)が明確に表示されているのに感心しました。日本では一部のJAなどで実施されていますが、基準が曖昧です。(台湾は明確でした)台湾は国策として、表示義務を進めており、さすがデジタル社会でコンパクトな政府を目指しているな、と感じました。国土が日本の1/5という大きさも、より効果を発揮している理由かもしれませんが、ようは「やる気」の問題と何を大切にするか、という明確なビジョンが根底にあると感じました。
日本を出る前は台湾有事に出会ったらどうするの、と不安要素もあったのですが、杞憂でした。やっぱり、現地に行かないとわからない事でした。台湾は観光するにも日本のような喧噪さがなくお勧めです。夜市も朝市も面白しろかったです。
<台湾のスーパーの有機野菜コーナーの様子>
【レポート】あきたこまちR国際対話集会レポート 3/26
2/27「あきたこまちR国際対話集会」でアメリカIFORAM・デービットさんから日本の農水省に意見書の内容の説明が為され、それを受けて3/26には続いて農水省から回答を出し話し合う「あきたこまちR国際対話集会その後」が開催されました。農水省担当者から回答が説明されましたが、解釈の相違などがあり、課題は持ち越され、引き続き対話が続く模様です。
この集会で私は裏方を担当させて頂きましたが、「翻訳」の難しさを痛感しました。参加されている方は、まさに国際的権威のある専門家ばかりです。翻訳の微妙さが通訳者(プロ)を悩ませました。とはいえ、まずはお互いの主張を理解しあう、というスタンスを維持しつつ、進めていくことになりました。日本の有機農業規格が世界から問われているのです。引き続き、注目していきたいと思います。
<3/26のチラシ>
【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第30回2026/04/01:台湾オーガニック給食スタディツアーに参加して
前回予告した通り、3月1日から8日にかけて、台湾のオーガニック給食の最前線を巡るスタディツアーを企画し参加してきました。
台湾では「有機農業促進法」のもと、国を挙げて有機農業推進を進め、その販路として学校給食を定め、有機化を推進しており、そこには日本が直面している課題を解決するヒントが凝縮されていました。まず、行政の視察では、その強力なバックアップ体制に驚かされました。
台湾政府は、有機農産物やトレーサビリティの確かな食材を使用する自治体や学校に対し、1食あたり一定の補助金を支給しています。
これにより、日本で最大の壁となっている「価格」の問題を、政治の力で「未来への投資」として解消していました。(まだ無償化には至っていません)
有機農場では、以前視察した韓国の事例と同様に、学校給食という確かな販路があることで、農家が安心して計画生産に取り組む姿が見られました。
そして、その野菜を現場へ届ける要となるのが、今回視察した野菜のカッティング工場です。日本の給食現場では、当日納品・当日調理の原則や、人手不足による調理の負担が大きな課題となっています。台湾では、最新の衛生基準を満たした工場で洗浄・カットされた野菜が届く仕組みを整えることで、現場の労力を大幅に軽減し、大量の有機野菜の安定供給を可能にしていました。
また、民間のセントラルキッチン(日本だと給食センターにあたります)では、高度にシステム化された調理工程を確認しました。数千食単位の給食を効率的に、かつ安全に提供する技術や現場での感想が即時に共有され、改善される仕組みは、給食センターのあり方を考える上でも、非常に重要な知見となりました。
最後に訪れた小学校では、校長先生やPTA会長などの皆さんと交流を行い、さらにこども達と給食について話を聞く機会も頂き、日本と台湾の給食の違いを比較することが出来ました。給食献立の二次元バーコードから「今日の野菜を誰が作ったか」を即座に確認できます。「顔の見える、素性のわかる給食」がICTを活用して日常に溶け込んでおり、子供たちが自然と地域農業や環境への理解を深める最高の食育の場となっていました。
今回の視察を通して、「人は食べている物で出来ている」という信念を形にするためには、個人の努力だけでなく、行政の制度設計とカッティング工場のようなインフラ整備の両輪が必要だと痛感しました。台湾の熱気あふれる取り組みを糧に、私たちの地域でも子供たちの未来を支える一膳をさらに進化させていきたいと、思いを新たにしていこうと思います。
今月の話題
【情報】第26回春芸展4/11
https://yoshidake-ogawa.com/2026/03/05/%e3%80%90%e7%ac%ac25%e5%9b%9e%e3%80%91%e6%98%a5%e8%97%9d%e5%b1%95%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85/
時:4/11~4/19 10:00~16:30
所:吉田家住宅
<春芸展はがき>
【情報】うどんのお店がオープン
お店の名前が「ときどき印度にいくので休むうどんcafé」となっています。
住所は〒355-0328 埼玉県比企郡小川町大塚1301
詳細はインスタを見て下さい。
https://www.instagram.com/tokidokiindo/
このお店は以前、「トランジット」というオーガニックスナックをやっていた田中さんが印度から帰ってきて新たに出されたお店です。オーガニックなメニューもありますので、一度食べてみたいです。
<お店のチラシ>
【情報】着物文化伝承館がオープン
上記のうどん屋の2階が「着物文化伝承館」となっています。
小川町はかつては裏絹(ウラギヌ)の産地として養蚕が盛んでした。そのご縁などがあり、今回の着物文化伝承館設立となったようです。
参考:一般社団法人 日本きもの文化伝承推進機構
https://www.kimonodensho.com/%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
<着物文化伝承館のチラシ>
【情報】台湾オーガニック給食スタディツアー報告会 4/24
時:4月24日(金)20:00~22:00
所:on-line
会費:1000円
申込:
https://oslftaiwan.peatix.com/event/4948977/view?utm_medium=email&utm_campaign=pod-11650910&dlvid=477408da-e72c-4799-93ed-c5f0de4525d5&sltid=0&utm_source=follow-organizer&utm_content=6379069
<4/24のバナー>
発行日:2026年4月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま